2X-04
他者と自分の視覚を相互に交換し入れ替わり体験価値を提供する“CHEESE”の開発
○市川俊樹(東京工科大),岡崎博樹(手仕事工房),上林憲行(東京工科大)
本研究は,他者と視覚を相互に交換し,入れ替わる体験価値を提供するサービス(CHEESE)を開発した.CHEESEでは安価なゴーグル型の装置を使用することで,特別な環境を用意することなく他者との視覚の入れ替わり体験を日常の様々なシーンで提供することができる.CHEESEの特徴を最大限発揮できる具体的な応用局面として,CHEESEを活用した協力型の宝探しゲームを考案した. 協力型の宝探しは,宝を探すプレイヤー2人が互いに視覚を入れ替えた状態で,協力しながら宝を探すというものである.その結果,相手の視覚を通じて,自分の身体を見ながらゲームをプレイするということに奇妙な体験だったという感想を得た.

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