2X-01
心拍の可視化システムの試作とコミュニケーションに与える影響の評価---図形、光、振動を用いて
○狩野麗良,松田晃一(大妻女子大)
今日、遠隔コミュニケーションは、電話、SNS、チャット、LINE等が中心になってきている。これらのツールが伝える情報は音声や文字が主であり、それ以外の対話者の情報はプロフィールや写真等の静的な情報が多い。対話者そのものの動的な情報を伝えるものにTV電話があるが、これは必要以上に情報を伝え過ぎる点で普及していない。本研究では簡易に対話者の動的な情報を伝える手段として対話者の心拍に注目する。心拍は人の精神や体の状態がよく現われ、心拍数は気分と関係することが分かっている。本稿では遠隔コミュニケーションに心拍を図形、光、振動の3方法で可視化するシステムを導入・評価し、コミュニケーションに与える影響について述べる。

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