2U-06
全天空カメラ画像を用いた空割合時系列データの抽出
○園田哲平,小郷原一智,畑中裕司,砂山 渡(滋賀県立大)
太陽光発電システムを効率的に制御するためには、発電出力の予測が必要である。そして、発電出力の予測を行うためには、空の状態の変化を予測する必要がある。そこで、本研究では全天空カメラを用いて常に天空画像を取得できるシステムを構築し、空割合時系列データを抽出するアルゴリズムの提案を目的とする。
まず、1分ごとに全天空画像を撮影し、JPEG画像として保存する。次に、複数枚の画像のR、G、Bを用いて分類器を訓練し、その分類器を用いて未知画像の空割合を計算する。その結果、各画像のaccuracyは曇り1.00、晴れ0.92、快晴0.89であった。快晴の日には空割合の低下が見られるが、晴れおよび曇りの日には正確な空割合時系列データが得られた。

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