2Q-03
複数同時交渉のためのHypervolumeに基づく協調度
○川田涼平,藤田桂英(農工大)
マルチエージェントシステムに関する研究において,異なる効用を持つエージェント同士の合意形成を行う手段として自動交渉が注目されている.特に,多数のエージェント間で複数の交渉が同時に行われる状況において,社会的に良い合意が得られるようにエージェント間のマッチングを行うことは重要である.本研究では交渉におけるエージェント間の協調度を定量的に表す新たな指標を提案する.提案する協調度はutility diagram上でのパレート最適な合意案候補集合が支配する空間のHypervolumeとして定義する.また,シミュレーション実験により提案した協調度の有用性を示す.

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