2P-03
認知リハビリテーション支援システムための掃除行動認識手法の検討
○兒島宏樹,大井 翔,佐野睦夫(阪工大)
我々は,障害者や高齢者の自立に向け,生活行動に着目した認知リハビリテーション支援システムの研究を推進している.特に,認知リハビリテーションにおいては,認知機能の低下による不安を低減させることが重要である.本研究では,掃除行動に着目した認知リハビリテーションにおいて,次にやるべきことがわからなくなったときの支援を行うための行動認識方式を検討した結果を報告する.具体的には,骨格情報に基づき手や頭部の動きと道具・環境情報から推定される動作履歴から,掃除のし忘れや次にやるべき行動を同定する.同時に,顔向きの状態遷移と動作系列から障害者の内面状態を推定し,困ったときの問いかけ判断を行う方式についても検討する.

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