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Kinect を用いた遮蔽に頑健な転倒検出手法に関する一考察
○榎村昭宏,阿部 亨,菅沼拓夫(東北大)
高齢者の大きな怪我の原因の一つとして,転倒事故が挙げられる.特に,高齢者が一人暮らしである場合の転倒事故は早急な発見が困難であるため,長期的な後遺症を残すリスクが高まる.そこで,高齢者の転倒を自動で検出し,迅速な救助活動を可能にするシステムが研究されている.中でも,RGBカメラや赤外線カメラを使用するビジョンベースの手法は,低コストかつ装置の設置が容易であるため広く用いられている.一般家庭においてビジョンベースの転倒検出を行う場合,ベッドや机などの家具による遮蔽が検出を困難にするという問題がある.本研究ではKinect センサーから得られる深度情報を使用した遮蔽に頑健な転倒検出手法について考察する.

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