2M-02
TRAXゲームの幅制限探索のための盤面評価手法の検討
○西尾和朗,泉 知論,広江友哉(立命館大)
近年、人工知能の発展は目覚ましくゲームAIに関しても研究開発が盛んに行われており、ボードゲームを対戦するAIをFPGAに実装する設計コンテストが開催されている。2015年からTRAXと呼ばれるゲームが採用されている。TRAXは盤面の大きさが制限されていない為、全ての局面を探索するのは限界があり、また単純な探索局面の削減ではAIとしての強さをあげることは出来ない。そこで本研究では探索する局面の幅を制限するプログラムと盤面評価の手法を検討し、それに対する性能の評価を行う。設計したAIに対し評価を行った結果、着手の速度は探索局面を制限しないものに対して最大約9.58倍高速化し、強さに関しては一定レベルの対戦AIに勝利を得ることが出来た。

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