2K-07
利便性を考慮した力学系に基づく複数経路探索
○櫻場悠之,須貝康雄(千葉大)
最短経路探索手法としてダイクストラ法や、A*法等が挙げられる。また、経路長以外の経路情報を加味した経路探索手法も提案されているが、これらは2地点間の経路1つのみの導出を目的としている。しかしながら、現実には様々な状況に応じた複数の経路候補を求める方が利便性は高いと言える。本報告では、最短経路手法の1つとして提案されている粘菌アルゴリズムを拡張した力学系を提案する。この力学系では、距離だけでなく道路の混雑状況等に応じた複数の経路候補の探索が可能である。計算機実験により提案手法の有効性を示すとともに、利便性の観点から導出した経路の評価を行う。

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会