2H-04
遠隔メモリページングにおけるローカルデータへのget/put機構による高速データ転送の実装
○大浦 陽,緑川博子,甲斐宗徳(成蹊大)
これまで,クラスタの遠隔ノードの主メモリを,ローカルノードの主メモリ拡張として利用できる分散大容量メモリ(DLM)を開発してきた.
従来のDLMでは計算中に必要なデータがローカルノードに無い場合,Segvが発生し遠隔ノードにページを要求する.遠隔ノードからページ単位でデータを受け取る際には,データ不整合を防ぐため,一時的に全ユーザースレッドをサスペンドする. DLMの性能向上を目的とし,従来のデータ送受信方式に加え,新規データ転送方式として,ユーザが明示したローカル領域とグローバル領域間のデータを処理前に一括転送し,計算中のsegv発生や他スレッドのサスペンドを必要としないGet/Put機構を設計,実装し,性能調査を行った.

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