2G-05
非技術系の経済系で仮想通貨・ビットコイン・ブロックチェーンをいかに教えるか
○小川 健(専修大)
近年急速に注目されるようになってきた仮想通貨とその暗号技術であるブロックチェーンは、経済系でも例えば金融方面を狙う場合には決して無視できない項目である。
また、その代表格の1つ、ビットコインはデジタルな金(きん)とも呼ばれ、その価格の乱高下以外にも中央銀行のないお金として経済学教育の教材にも充分なり得るだけでなく、教えないという選択は学生に真実を伝えない教育ともとれる。
そして、こういう事柄を(10年前にはニュースに触れていなかった)学生が教員の手ほどき無しに勝手に学びだす際には、例えば10年ほど前に問題になった円天詐欺等のような項目に簡単に引っかかる危険性も高い。
しかし技術系と異なり、経済系では例えば電子メール等での公開鍵暗号の仕組み等ですら教えられているわけではなく、学生も多くは知らない。
そこで、本報告では技術系ではない経済系では仮想通貨やビットコイン、そしてブロックチェーンなどはどのように教えたらよいかを検討する。

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