2F-06
生活行動に対する映像の追体験と客観的指標に基づく振り返り認知リハビリテーション支援システムと効果検証
○佐野睦夫,北野みのり,横田和亮,兒島宏樹,大井 翔(阪工大)
高次脳機能障害者などの認知障害者の日常生活への復帰を実現するためには,障害に対する気づきを持つことが第一歩となる.しかし,病識が希薄な患者が多く円滑なリハビリテーションの阻害要因となっている.本研究は,調理や掃除などの生活行動に着目した映像の追体験と,センシング結果から得られる客観的な認知行動指標に基づき,振り返りインタラクションを行うことにより,障害に対する気づきややる気を促進する認知リハビリテーション支援システムの実施例を報告するとともに,気づきややる気の発現状況や認知行動評価指標の観点から効果検証を行う.