2C-05
大規模・高解像度のリアルタイム監視を実現する映像内容適用型のデータ選別手法
○岩松洋介,有熊 威,北野貴稔(NEC)
都市における犯罪防止に向け、重要施設に配置された多数の監視カメラからの映像を解析することで、不審者の早期通知などの警備支援を行う試みが注目を集めている。
このような映像解析においては、近年の4Kなどの高解像度化に伴い処理負荷が増大しており、データの選別による負荷低減が必須となりつつある。しかし、データの選別においては、撮影品質の低いデータの選択による解析品質の低下や、選別処理での遅延によるアラート速報性の低下が課題となる。
そこで、本論文では、映像中の対象物の移動特性などの映像内容に基づき、高品質なデータを厳選しながらもリアルタイムで出力するデータ選別手法を提案する。また、提案手法を実際の施設監視映像へ適用し、その負荷削減効果について報告する。

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