2C-04
監視カメラ俯瞰合成映像における人物消失回避方式の検討
○深澤 司,岡原浩平,古木一朗,阿倍博信(三菱)
 複数の監視カメラの映像から合成・変換して1枚画の合成映像を生成する俯瞰映像合成システムを開発している。しかしながら、俯瞰映像合成システムでは、地面を基準としてカメラキャリブレーションを行うため、視点変換後に高さのあるオブジェクトが伸びて投影されて、それぞれの監視カメラの映像の重なり部分(重畳領域と呼ぶ)でオブジェクトの消失や二重像が発生してしまう。
 本稿では、監視カメラ俯瞰合成映像の重畳領域部分に存在するオブジェクト消失回避方式を提案している。提案方式では、監視カメラの映像からオブジェクト抽出、背景補完、オブジェクト貼り付けを行うことで重畳領域のオブジェクト消失を回避可能である。本稿では、2台の監視カメラの俯瞰合成映像を用いて本提案方式の有効性を示した。

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