2A-04
Gem5を用いた分割領域動的管理キャッシュの実環境下における性能評価
○鬼頭優人,佐々木敬泰,深澤祐樹,近藤利夫(三重大)
近年,プロセッサの高性能化手法の一つとして,マルチコア化が普及している.そこで,マルチコアの高性能と低消費電力の両立を目指して,キャッシュをウェイより細かい単位である「セル」に分割して動的にコアに割り当てるセル・アロケーションキャッシュが提案されているが,機能レベルのシミュレータでしか評価されていないため,現実的な環境下での実行速度や消費電力に関する評価がなされていなかった.そこで,本研究ではセル・アロケーションキャッシュをアーキテクチャシミュレータGem5に実装することで,コンピュータシステム全体の性能を評価し,キャッシュミスの削減度合いが全体にどれだけの影響を及ぼすのかを明らかにする.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会