2A-03
資源効率の良いプライベートクラウド運用を実現するための機械学習の活用
○住田宏己,吉本安男(富士通)
多くの企業がプライベートクラウドを導入し、仮想化によるIT機器の資源効率の改善と設備費用の削減を進めている。我々は仮想化環境を前提にしたうえでプライベートクラウドの資源効率をさらに改善するために、閾値をもとに仮想マシンの稼働状態を識別して資源の無駄遣いを削減する運用方法を開発し実践してきた。ただし、閾値の設計には熟練者の技術が必要なため、熟練者がいない場合には適用できなかった。そこで、自律的な機械学習で分類器を構築することにより、熟練者の技術に頼ることなく仮想マシンの稼働状態を識別する手法の開発を進めている。本稿では、仮想マシンの稼働状態を識別する分類器の試作結果について報告する。

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