1ZE-07
ARとHMDを用いた視線推移検出によるチームスポーツの状況把握スキル育成支援システム
○松村樹希也,小尻智子(関西大)
バスケットボールなどのチームスポーツでは、状況を瞬時に把握し、状況に応じた動きを行う必要がある。特定の状況下での動きを選手に習得させるため、作戦ボード上に選手のとった動きを図示して解説することがある。これは状況を把握した後の動き方の習得には効果的であるが、状況の把握方法は教示できない。そこで本研究では、状況を認識するための視線の動かし方である状況把握スキルの獲得を支援するシステムの構築を目的とする。状況把握スキルを育成するためには、選手が実際にとった視線の動きに対してフィードバックできることが望ましい。本研究では、バスケットボールを対象に、ヘッドマウントディスプレイを通してAR空間に表現されたシーンを体験できるとともに、体験時の視線方向の推移を抽出できるシステムを構築した。また、抽出された視線の推移を作戦ボード上に表示することで、自身の視線の推移の是非を振り返ることのできるシステムを構築した。

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