1ZE-02
ファッションコーディネートの作成を介した教授者の感性理解支援システム
○福村 望,小尻智子(関西大)
芸術作品の作成には、技術だけでなく感性が必要である。感性は作品のデザインに暗黙的に反映されているが、作者自身も自身の感性を充分に理解していないことが多い。そのため、芸術を教える教室では教授者は技術を教えるが、感性については明示的に学習対象とはしていない。学習者による教授者の感性の理解は、教授者の感性を推測しながら作品を作成する活動によって促進されると考えられる。このとき、作成された作品の是非を知ることは、自身が推測している教授者の感性の正誤の理解につながる。そこで、本研究では学習者に教授者の感性の推測に基づいた作品を作成できる環境を構築することで、教授者の感性の理解を促進することを目的とする。具体的には、ファッションを対象として、教授者の作品を正解データとして格納でき、学習者にその正解データを回答させるとともに、正誤を判定して必要に応じてヒントを導出するようなシステムを考案した。

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