1ZC-03
深層学習を用いた在庫数量判定方式の提案
○川中天馬,工藤 司(静岡理工科大)
製造業では、必要在庫の充足有無を判定するために、在庫の棚卸を行わなければならない。この作業では、人手で数え上げる必要があり非常に手間がかかっている。一方、近年では、人工知能分野での画像認識精度の向上が報告されており、深層学習を用いて画像から自動的に数量を判別することで効率化が期待できる。本研究では、計8000枚の画像データを用いて、教師あり学習で学習し、精度を評価した。制限時間内で判定した結果、人間では42.28%の認識精度であったが、本方式での正解率は97.17%という結果であり、人間より精度の高い認識結果を得ることが出来た。この結果から、本方式を在庫数量判定に応用することが可能であると考えられる。

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