1Y-04
複合現実型電子彫刻システムにおける振動を用いた触感提示法の実現
○巖 侑真,川越真帆(立命館大),大槻麻衣(筑波大),柴田史久,木村朝子(立命館大)
我々は,彫刻刀の形状や操作感を活用した入力デバイスを用いて,複合現実 (Mixed Reality; MR) 空間で彫刻作業を行うシステムの開発を行ってきた.このシステムでは,実世界での彫刻作業と同様の動作で,実物体に重畳描画した仮想の3Dモデルに対して彫り跡を付与することができる.既開発のシステムでは,デバイス先端に装着したやすりによって簡易的な反力提示を行っていたが,実際の彫刻作業時に得られる触感を表現できているとは言い難い.本研究では,システムを拡張し,彫刻刀の種類やユーザのデバイス操作に合わせた振動を提示することでより現実に近い触感を提示可能な触感提示手法の提案・実装を行った.

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