1V-05
陶磁器に焼き付けた2次元コードを用いた個体識別の可能性
○加藤 翔,藤川真樹(工学院大)
有名な窯元により作られた陶磁器は高い価値が付き,世代を超えて引き継がれる.このような陶磁器は,作家名などの情報が記された木箱に収められるが,紛失や経年劣化により情報が正確に得られなくなる.これを解決するために,陶磁器と情報を一体にすることは解決策の1つとして考えられる.これを実現するためには,一体にしても意匠を損なわないことが重要である.また,真正性を検証できる仕組みを備えることが望ましい.本研究では第一段階として紫外線で発光する顔料を使った2次元コードを焼き付けた.コードの一部を拡大したところ,同じ2次元コードでも紫外線の照射角度により光り方が異なる(個体識別の可能性がある)ことが分かった.

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