1S-05
リアルタイム物体検出のプーリング層追加による低解像度画像を対象とした処理速度向上
○小田原寛(東京都市大)
YOLO(You Only Look Once)は畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いたリアルタイム物体検出アプリケーションであり、Faster R-CNNをはじめとする他の技術と比較して高速な物体検出が可能である。本研究ではYOLOのネットワーク構成に変更を加え、検出精度の劣化を可能な限り防ぎつつ推論の処理速度向上を目指した。CNNの出力層付近にプーリング処理を行う層を加えた結果、288×288の低解像度JPEGカラー画像1枚に対して平均適合率の減少を数%程度に抑えながら、フレームレートを10%程度向上できた。

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