1S-01
分離度を用いた画像における形状の識別に関する研究
○大塚龍一,川島正行,劉 渤江(岡山理大)
画像の検索には,似ていない画像を除く,或いは似ている画像を探すという2種類の方法が考えられるが,これら2つを同時に行う検索は最も有効な画像検索と言える.そこで本研究では,画像の輪郭データからガウス混合分布を生成し,それらの分離度を測ることで画像の類似性を判断するという検索方法を考えた.しかし,この方法では曲線となっている輪郭データから,適切なガウス混合分布が生成されないという難点があり,似ていない画像を十分に除くことができなかった.そこで,問い合わせ画像を基準としたフィルタリングをデータセットに施すことで,曲線部分の問題を解消し,情報幾何の観点から考える画像検索の有効性を示すことが確認できた.

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