1R-09
水ストレス栽培自動化のための潅水制御法の検討
○難波脩人,辻 順平,能登正人(神奈川大)
水ストレス栽培は植物へのストレス付与を農業従業者の経験と勘をもとに行う高度な栽培技術として知られている.この栽培技術を新規就農者に継承することを目的として植物の水ストレスを推定する研究が報告されている.これらの研究の中には,動体検出で用いられるOptical Flowを応用し,葉のしおれ具合から水ストレスの推定を行う研究もある.一方で,推定された水ストレスをもとにした自動潅水制御システムの方法論はまだ確立されていない.そこで本研究ではOptical Flowにより葉のしおれ度合いを測定し,測定値をもとに水分量を調整する自動潅水制御システムを提案する.実際のトマト栽培を通して枯れることなく生育が可能か検証し,本システムの検討を行う.

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