1Q-01
ライトフィールド履歴の類似度に基づく鏡面反射物体の法線推定
○黒木 武,岡部孝弘(九工大)
未知方向の光源下で撮影された画像列を用いて,光源方向の変化に伴う輝度の変化,すなわち輝度履歴の類似度を手掛かりにして法線を推定する手法が提案されている.ところが,鏡面反射物体については,視線方向が正反射方向から外れると鏡面反射は急激に暗くなることから,類似の法線を持つ点であっても,輝度履歴には大きな差異が生じてしまう.そこで本稿では,多視点から観察した光源方向の変化に伴う輝度の変化,つまり,ライトフィールド履歴の類似度に基づく法線推定法を提案する.ライトフィールドカメラを用いて鏡面反射を多視点から密に捉えることで,類似の法線を持つ点の類似度が大きくなるように履歴の類似度を定義できる点が提案手法の特長である.

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