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倒壊家屋検出のための航空レーザ測量データ分析法
○國武千人,岩切宗利(防衛大),榊原庸貴,望月貫一郎(パスコ)
平成28年に発生した熊本地震(以下,「熊本地震」)では大規模な家屋被災が多数発生した.このような発災初期の情報収集は,地方自治体,自衛隊,消防,警察等の組織の災害対処行動に非常に重要である.しかしながら現在は,この情報分析が目視判読等の手作業に強く依存しているため,その情報処理に時間を要している.本報告では,航空レーザ測量データから迅速かつ正確に被災家屋を自動検出する情報処理手法を提案し,その性能を評価した結果について示す.熊本地震前後の航空レーザー測量データを用いて被災家屋を自動検出した結果,専門家でない者による目視判読よりも正確かつ迅速に被災状況の分布を把握できることが分かった.

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