1J-05
高信頼組込みシステムのための仮想計算機モニタ
○古谷晶良，山本遼介（立命館大），片山吉章，水口武尚（三菱），明田修平，毛利公一（立命館大）
近年,組込みシステムは,ハードウェアの高性能化によって多様なアプリケーションの実行を求められるようになってきた.そのため,多くの組込みシステムでは汎用OSを広く採用している.しかし,汎用OSではデバイスドライバなどのバグにより障害が発生し,それらは一般に再現が困難であることが多い.このように,障害発生によるシステムの信頼性低下が問題である.以上の背景から,障害情報収集と迅速なシステム復帰の両立を可能とする高信頼システムの開発を進めている.本稿では,その高信頼システムの概要について述べ,特に,そこで利用する組み込み用仮想計算機モニタ(VMM)の開発を中心に述べる.
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