1J-02
複数の仮想マシン動作時におけるKSMの性能向上に関する一考察
○野崎優太,山口実靖(工学院大)
クラウド環境の普及に伴い、大量のサーバが稼働するデータセンターが普及す
るようになった。
しかし、多くのデータセンターは大量のサーバの消費電力や設置スペースの肥大
化が問題となっている。
この解決策の一つとして仮想化技術がある。しかし、一台の物理マシンに複数の
仮想マシンを稼動させると、多くのリソースが共有して使用される。
KSM (Kernel Same Page Merging)は同一内容のページが存在した場合に一つのページへマージすることでメモリ使用量の低減を実現するLinuxカーネルの機能である。
本発表では、仮想化システムの一つであるKVMを用いて仮想化環境を構築し、複
数の仮想マシンを動作させた際のKSMの性能向上の方法についての考察を行う。

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