1H-05
粒子法における空間充填曲線を利用したハイブリッド並列化
○辻 祥太,藤井昭宏,田中輝雄(工学院大)
近年のアーキテクチャでは1ノード内のコア数が増加傾向にあり,計算速度において性能を向上させるためにノード内の並列性の抽出が必要となる.
今回対象とする粒子法では,一般的にノード内においては粒子番号順にスレッドに割当てが行われるが,時間進展に伴う粒子の移動により,近傍粒子との相互作用計算の際にメモリアクセスがまばらになるという問題がある.
本研究では,並列性を抽出しメモリアクセスの局所性を向上させるために,ノード内並列化に対して空間充填曲線を適用する.
空間充填曲線は,分散メモリ環境での動的負荷分散に利用されるが,分散メモリ・共有メモリの両方に適用することによる性能改善を研究する.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会