情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

本発表では、ループ変換を中心とするコード変換を行う自動チューニング(AT)手法
を
提案する。提案手法は、AT言語であるppOpen-ATにおける新しいAT機能の実装を想定
し、
ディレクティブによるユーザのAT指定に基づき、OpenMPの対象ループを変更する
コードチューニング手法である。核融合プラズマの乱流輸送解析に用いられる
GKVコードの演算カーネルに本AT機能を適用して性能評価を行ったところ、
ppOpen-ATに実装されている既存手法に対して本機能が有効となることを確認した。