1H-01
Latin Hypercube Designの3次元空間への拡張
○三輪恵律也,望月大義,藤井昭宏,田中輝雄(工学院大)
 Latin Hypercube Design(以下LHD)とは、2次元n×n正方形の行および列上に複数の点が存在しないn点の配置である。本論文では、これを3次元(x,y,z)n×n×n立方体上のn点の配置に拡張する。我々は、このLHDを大域探索問題における初期点配置に用いることを想定する。そのため、点の間で規則性のないバラついた配置としたい。そこで、xy,yz,zx平面だけでなく、45度傾けた6平面上にも複数の点が存在しないように配置し、かつ、同一直線上に3点以上が存在しない条件を追加した。
 配置された点間の距離で評価した結果、上記条件を付加したLHDの方が、通常のLHDと比較して、分散した配置となることを確認した。

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