1D-03
リアルタイム不審行動検知を実現する大規模時系列データ分散処理方式の提案
○有熊 威,岩松洋介,北野貴稔(NEC)
近年、重大化する都市部重犯罪に対応するため、監視カメラ映像から不審行動などの犯罪の兆候を見つけることで、犯罪を未然防止する試みが注目を集めている。このような不審行動の検知処理では、人物動線などの時系列データから行動のパターンを検出するために、一定期間の連続した時系列データを分析する必要がある。しかし、データを分割して分散処理する従来方式では、分析に必要な連続時系列データの転送や、人数変動による処理溢れ等の遅延が発生しアルタイムに処理出来ない課題があった。本論文では、このような連続した時系列データを必要とする分析を低遅延で分散処理する方式を提案し、提案方式による遅延削減効果を報告する。

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