5ZC-02
複数のハードウェアでの共通操作に着目した教育用並列プログラミング言語の提案
○田中寛章,藤井健太,礒淵郁也,水谷泰治(阪工大)
 近年,マルチコアCPUやGPUといった様々なハードウェアで並列計算が可能となったことで,並列計算は高速化技術としてますます注目されている。一方,並列プログラムを記述する場合,ハードウェアにより別々の並列プログラミング言語を用いる必要がある.これらの並列プログラミング言語はそれぞれ仕様,記述法が独特で初学者にとって難しい.
 そこで,本研究では各並列プログラミング言語の共通する操作を抽出し,その操作だけで並列プログラムを記述できる教育用並列プログラミング言語を提案する.主な共通操作として排他処理,プロセスの識別番号,データの送受信処理等があるが,これらの操作を用いたプログラミングを行うことで,各ハードウェアでの並列プログラミング言語を学習する際の予備知識となり,学習コストを削減することができると考えられる.

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