5N-08
隠消現実感のためのハイブリッド位置合わせ手法の検討と実装
○Jianing Qie,松見優一,森 尚平,池田 聖,柴田史久,木村朝子,田村秀行(立命館大)
隠消現実感 (Diminished Reality; DR) は実空間に存在する物体を視覚的に隠蔽・消去・透過する技術である.その幾何学的整合性の問題は,背景の再構成精度の問題とカメラ位置姿勢推定精度の問題とに大別される.本研究は後者についての検討と実装の報告である.我々はこれまでの研究で,背景は視点依存画像群及び3次元幾何モデルとして高精度に得られているものとし,そこから再構成された見た目と体験時画像との誤差を最小化するアプローチを取ってきた.本研究では,この既存手法と位置姿勢推定用センサとを併用することで,隠背景重畳表示性能,破綻復帰性能,実時間性能の向上を目的とした組み合わせについて検討し,実装及び考察する.

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