情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

クラスライブラリを活用するためには、API(Application Programming Interface)の利用方法を把握する必要がある。その手段として、APIのパターンマイニング手法が多数あるが、それらは呼び出されるAPIの順序関係を示したものであり、特定のAPIがどのような設計構造で利用されるかは示されていない。本研究における設計構造とは、ソフトウェア設計に関連づけられたプログラム構造であり、UML(Unified Modeling Language)の一つであるクラス図として表記する。
本研究では、特定のAPIを含む既存ソフトウェアに対して、設計構造のパターンマイニングを行う手法を提案する。また、既存手法によって抽出されたパターンと本研究によって抽出されたパターンの比較、考察を行う。