2P-03
Optical Flowを用いた植物水分ストレス推定手法の検討
○柴田 瞬(静岡大),古都哲生(メガチップス),峰野博史(静岡大)
農作物の糖度は,適度な水分ストレス(渇き状態)を付与することで上昇する特徴を持ち,適切な灌水制御を行うことで,高糖度な農作物の栽培が期待できる.従来,この灌水制御は,農業従事者の経験と勘に基づく作業であり,高糖度な農作物を安定して生産することは難しかった.そこで本論文では,適切な潅水制御を実現するため,Optical Flowを用いた植物水分ストレス推定手法を提案する.提案手法は,Optical Flowを用いて検出した葉の萎れの動きと,センサを用いて収集した環境データを基に,機械学習を用いて水分ストレスを推定する.基礎評価の結果,Optical Flow を用いて葉の萎れの動きを検出,定量化できる見通しを得た.

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