2A-05
ルートコンプレックスの仮想化によるCPUとI/OデバイスツリーのPCI-Expressプロトコルレベルでの分離
○辻  聡,鈴木 順,林 佑樹,菅 真樹,宮川伸也,馬場裕司(NEC),木村 司(NEC通信システム)
本稿ではPCI-Expressファブリックのホストからの分離を実現するI/Oデバイスツリー仮想化技術を提案する。現在、PCI-Expressファブリックをホストの筐体外へ延長し、CPUとI/Oデバイスの物理的な分離技術が広まっている。この技術では、I/Oデバイスはチップセット内のルートコンプレックスを頂点とするツリーに組み込まれており、PCI-Expressプロトコルレベルでの分離が実現されておらず、CPUとI/Oデバイスを自由に組み合わせることが難しい。本技術では、サーバ仮想化環境を対象に、仮想マシンごとにルートコンプレックスとは独立にI/Oデバイスツリーを構築・管理することにより、この課題を解決する。

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