1Z-06
Haptic Virtual: 視覚および触覚が生体情報に及ぼす影響
○保科篤志,菅谷みどり,岡田佳子(芝浦工大)
新しいセラピーデバイスとして,子どもの言語コミュニケーション能力の発達を目的とした,家形デバイスが開発されている.センサーを搭載したこのデバイスは,子どもがふれると,横においた画面のCGが変化することで,状況の理解を促すものである.本デバイスを用いた実験では,子どもの言語の反応回数が,家型デバイスだけ,CGだけの時よりも多かったことが報告された.しかし,実際になぜ子どもの反応が良好であったのか,その理由は十分示されていない.この理由を,デバイスに直接触れて操作を行う動作(Haptic:触覚)と,その行動がCG上に反映され理解を促進する(Virtual:仮想情報)仕組みが連携したことによる相乗効果であると考え,これを “Haptic Virtual Approach”と定義した.本研究では,この定義に即した効果の検証を行うことを目的とする.

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