1G-04
処理時間に着目したLinuxカーネルの動作解析
○田原秀晃,芝 公仁(龍谷大)
近年,OSの性能の向上に伴い,その内部構造は複雑化してきている.そのため,OSの挙動は多くの要因に依存している.それにより,OS内部で障害や,ソフトウェアの不具合などの異常発生時において,その原因を特定することは困難である.本稿では,LinuxトレーサのひとつであるSystemTapを用いて,Linux OS上で動作するアプリケーションが発行したシステムコールの処理時間を取得することにより,Linuxカーネルの動作解析を行う.その結果を調査し,異常の原因を特定,改善することでLinuxカーネルの効率化を図る.

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