イベント企画
NoMapsが切り拓く地図なき世界
9月2日(水) 9:30-12:00
第2イベント会場
【セッション概要】 「No Maps」は、札幌・北海道という象徴的な開拓の地で、クリエイティブな発想や技術によって次の社会を創ろうとする“現代的フロンティアスピリット”を持った人たちのためのコンベンションである。2017年から本格開催し、挑戦者たちのベースキャンプとなることを目指して、「会議」「展示」「興行」「交流」「実験」の5つの軸からなる複合型イベントを展開している。このセッションでは、この取組を始めた背景や開催に込めた想い、具体的内容などを紹介するとともに、北海道を、そして社会をどうアップデートしていくか、その中でのNoMapsの役割や目指すべきゴールについて、関係者を交えてディスカッションを行う。
9:30-9:40 司会 オープニング
坂本 大介(北海道大学 大学院情報科学研究院 准教授)
【略歴】 2008年公立はこだて未来大学大学院システム情報科学研究科博士(後期)課程修了。博士(システム情報科学)。国際電気通信基礎技術研究所(ATR)でインターン、東京大学で日本学術振興会特別研究員PD, JST ERATO五十嵐デザインインタフェースプロジェクト研究員、東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻助教、特任講師を経て現在、北海道大学大学院情報科学研究科准教授。人とロボットを含む情報環境とのインタラクション設計に関する研究に従事。
9:40-10:10 講演(1) 未来社会の開拓地「北海道」のご紹介
伊藤 博之(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役)
【略歴】 北海道大学に勤務の後、1995年7月札幌市内にてクリプトン・フューチャー・メディア株式会社を設立。世界各国に100数社の提携先を持ち、3000万件以上のサウンドコンテンツは世界でも最大級。DTMソフトウエア、音楽配信アグリゲーター、3DCG技術など、音を発想源としたサービス構築・技術開発を日々進めている。「初音ミク」の開発会社としても知られている。北海学園大学経済卒。NoMaps実行委員長、北海道情報大学客員教授も兼任。2013年に藍綬褒章を受章。2016年にFIT船井業績賞受賞。
10:10-10:30 講演(2) NoMapsの概要説明
廣瀬 岳史(NoMaps実行委員会 事務局 事務局長)
【略歴】 北広島市出身。大学卒業後、民間企業を経て、民間シンクタンクに入社。以降10年に渡り、道内自治体の政策立案や地域活性化事業の運営等に従事。その後、現場により近いまちづくり系の会社に籍を移して、地域活性化や地域人材育成事業の企画・運営などに携わる。
2016年 ”No Maps”の前身の一つである札幌国際短編映画祭関連の調査業務に携わったことを契機に、No Mapsに立上げから参画し、産官学の多様な主体が関わる事業の調整役を担う。2017年4月より現職。
10:30-11:45 パネル討論
【概要】 北海道を舞台に、新しい価値を生み出す大きな枠組みとしての「NoMaps」は2017年から本格的に挑戦者たちのベースキャンプとなることを目指して、「会議」「展示」「興行」「交流」「実験」の5つの軸からなる複合型イベントを展開している。本パネル討論では、NoMaps実行委員長である伊藤博之を筆頭に、NoMaps関係者がNoMapsの目的や思い、そしてコロナ禍を受けての今年度2020年10月の実施内容やその後の社会のあり方について語る。
司会:坂本 大介(北海道大学 大学院情報科学研究院 准教授)
【略歴】 2008年公立はこだて未来大学大学院システム情報科学研究科博士(後期)課程修了。博士(システム情報科学)。国際電気通信基礎技術研究所(ATR)でインターン、東京大学で日本学術振興会特別研究員PD, JST ERATO五十嵐デザインインタフェースプロジェクト研究員、東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻助教、特任講師を経て現在、北海道大学大学院情報科学研究科准教授。人とロボットを含む情報環境とのインタラクション設計に関する研究に従事。
パネリスト:中島 秀之(札幌市立大学 学長)
【略歴】 1983年東京大学情報工学専門課程修了(工学博士)。同年電総研入所。2001年産総研サイバーアシスト研究センター長。2004年より2016年まで公立はこだて未来大学学長および理事長歴任。2016年同名誉学長ならびに東京大学大学院情報理工学系研究科先端人工知能学教育寄付講座 特任教授。2018年4月より公立大学法人札幌市立大学理事長および学長就任。株式会社未来シェア取締役会長。2019年10月「情報化促進貢献個人等表彰」経済産業大臣賞を受賞。
パネリスト:松井 健太郎(株式会社インフィニットループ 代表取締役)
【略歴】 1977年生まれ。北海道北広島市出身。札幌市内の大学卒業後しばらくしてフリーランスのエンジニアとして活動を開始。順調に拡大を続け2007年には法人化し株式会社インフィニットループを設立、ブラウザゲームやスマホ向けゲーム開発などを手がける。2019年7月には株式会社ドワンゴとの合弁会社である株式会社バーチャルキャストを設立し代表取締役社長に就任。VRシステムのスタンダードを取るべく活動を続けている。
パネリスト:前田 章博(ビットスター株式会社 代表取締役)
パネリスト:瓦本 一大(札幌市 経済観光局産業振興部IT・イノベーション課 課長)
【略歴】 1971年札幌市生まれ。1994年札幌市役所入庁。主に経済、議会、広報部門を担当し、2018年経済観光局IT・クリエイティブ産業担当課長に就任。2020年度より現職。