RO-007
Webサイト構築における作業の収束過程

○山口　猛（郡山女子大短大部）・石原正道（郡山女子大）・古山幹雄（郡山女子大短大部）

Webサイト構築の作業の収束について，発生した作業のやり取りを蓄積したEメールの件数から収束の予測が可能であるか検証した．545件のEメール移動平均を計算し，得られた件数データに対してフィットを行った結果，Webサイト構築作業のEメール件数の移動平均データは，指数関数に従って収束することがわかった．取得期間を制限したデータに対し，同様の分析を行った結果，指数関数のパラメータに対する取得期間の影響は弱いことがわかった．以上の結果から，2つのことが判明した：(1)Webサイト構築作業の収束は指数関数を用いて記述できる，(2)作業収束判定を行う時点までのデータを用いて，収束期間の予測が可能である．