FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
RC-007
可視光通信による省電力照明システム
松林勝志(東京工業高専)・大川美緒(NTTコミュニケーションズ)・田畑愛美(日信ソフトエンジニアリング)・赤松駿一(本田技研)・山下晃弘(東京工業高専)
東日本大震災により計画停電が実施された影響から節電に関する意識は高まったが,今後も省電力を推進しエネルギーリスクを下げていく必要がある。照明による節電は取組みやすく効果的である。しかし節電をする/しないは人の意識に依存する他,節電のために照明毎の調光を目指せば複雑な配線が必要になり施工コストも高くなる。そこで周辺の明るさに応じて各照明が適切に自動調光するシステムを開発する。照明自身の光を用いた可視光通信ネットワークが自動構築され全照明が協調して省電力動作する。クラウドを用いた遠隔操作と節電の見える化も実現した。故障の場合も全体が止まることはなく,故障した照明を補完するように協調動作する。