FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
RC-002
セレクタを用いた小面積な論理ブロックSLBの提案
山本啓輔・谷川一哉・弘中哲夫(広島市大)・石黒 隆(太陽誘電)
従来の再構成デバイスであるFPGAやMPLDには再構成デバイス全体における配線資源が多くトランジスタが有効に使用できないという問題点がある.そこで本稿では,再構成デバイスに必要とされる配線資源を減少することができる論理ブロックSLBを提案する.提案したSLBについて,FPGA,MPLDそれぞれにSLBを搭載し,配置配線を行い,配置配線に必要な再構成要素による使用トランジスタ数を比較した.その結果,MPLDと比べて平均で20.8%,FPGA と比べて平均で56.9%のトランジスタ数で実現できた.