FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
L-010
雑音を考慮したカメラ撮影画像に対する秘密分散法
福嶋貴幸・甲斐 博・木下浩二(愛媛大)・森井昌克(神戸大)
秘密分散法の応用として、Shamirの秘密分散法を用いて秘密画像から生成した2枚の画像を電子 媒体と紙媒体で保持し、紙媒体上の分散画像をカメラで撮影し、もう1枚の分散画像を持つ電子媒 体上で、秘密画像を復元する手法が提案されている。この方法の課題の1つとして、復元した秘密画像に雑音が発生するという問題がある。本研究では復元される秘密画像の雑音を減らすために、画像のヒストグラムデータを用いた補正手法を検討する。また、遠藤らが提案する高諧調度認識アルゴリズムを利用することで、さらに精度よく秘密画像が得られることを示す。