FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
K-005
最大クリーク問題と線形計画問題を用いた複数等質テスト自動構成手法
石井隆稔・赤倉貴子(東理大)・植野真臣(電通大)
大規模なeテスティングで使用が推奨される複数等質テストの自動構成が、
近年、可能となっている。複数等質テスト自動構成手法の研究では、
大規模なeテスティングにおいても、テスト全体の信頼性を守るため、
より多くのテストを構成することが重要な課題となっている。
著者らは過去に、テスト構成を最大クリーク問題として解くことにより、
従来手法と比較し10倍以上多くのテストを構成可能な手法を提案したが、
本手法は計算量が大きい問題があった。
本稿では、この手法の計算量を改善し、
さらに多くのテストを構成可能な手法の提案を行う。
最後に、シミュレーション及び実データを用いた実験により、有効性を示す。