FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム 開催日:2016年9月7日(水)~9日(金) 会場:富山大学キャンパス
抄録
J-058
多層ニューラルネットワークを用いた嚥下検出モデルの検討
江頭庸輔・坂東 靜・大岩孝輔・野澤昭雄(青学大)
近年摂食リズムの乱れにより,生活習慣病罹患者数の増加が社会問題となっている。規則的な摂食リズムの維持には,摂食時刻を管理することが重要である。食生活アドバイザによる支援などがあげられるが,既存手法は煩雑であり,一般には普及していない。そこで本研究では,摂食行動における嚥下に着目した。嚥下時には一時的に心拍数が増加することが明らかとなっているため,簡便に計測可能なウェアラブル生体情報計測機器を用いて,嚥下に伴う心拍変動の検出を試みた。本稿では,摂食に伴う嚥下を検出するために,心拍時系列データによる多層ニューラルネットワークモデルの構築,及び性能評価を行った。