抄録
RL-005
個人情報のSEM (検索エンジン広告)価格に基づいたk-匿名化手法の提案
○小栗秀暢(ニフティ/総研大)・曽根原登(NII)
プライバシーを保護するために有効な手段としてk-匿名化の技術がある.多くのk-匿名化の研究アプローチは,選択肢群を数学的,かつ階層的に一律に分類するため,その情報損失量を減少させることが難しい.k-匿名化を実現するための必要な計算量や,選択肢組み合わせの複雑さから,一般的なWEBサービスのような,即時応答が要求されるサービスでは利用されていない.本稿では,効率的にBigDataを管理し,活用するk-匿名化サービスの実用化に向け,個人情報のSEM(検索エンジン広告)の価格に基づく選択肢のクラスタリング手法を提案する.