
抄録
O-015
Twitterにおけるリンク構造を利用したスパムアカウント抽出手法の検討
◎菊池 望・吉村博幸(千葉大)
近年,スマートフォン等の普及に伴い,ソーシャルネットワーキングサービスの利用者は増え,誰もが気軽にアカウントを所有するようになっている.しかしその中には,個人情報の取得や,有害なサイトへの誘導,デマ等,利用者にとって不利益となる情報の配信を狙って情報の拡散を行う,スパムアカウントも存在している.また,一般ユーザーを装い,情報を拡散させるための手口も巧妙化している.そこで本稿では,Twitterに着目してスパムアカウントの特徴を考察し,フォロー・フォロワー情報等の定量的なデータと投稿内容の文字データを用いて,スパムアカウントの抽出が可能であるか検証および考察を行った.