抄録
M-022
小エリア環境観測システムの観測ノードの設置条件に関する検討
◎盛 裕之・吉田将司(サレジオ高専)
無線センサネットワークは、農作物の生育環境の監視や自然環境の観測など広い範囲で活用されている。本研究室でも無線センサネットワークを用いた小エリア内での立体的かつ、連続的な海洋環境観測システムの構築を研究してきた。これにより、水深ごとの水温や塩濃度を観測することで沿岸湧昇などの自然現象の観測が可能となった。しかし、過去の研究ではノードの設置場所の選定に明確な基準がなかったため、受信環境が不安定であった。そのため、本稿では、陸上で無線センサネットワークを構築し、受信電力の計測結果と、複数の伝搬モデルを比較することで、ノードの適切な設置条件について検討した。