抄録
M-005
GPSアート生成のための最適歩行経路探索システムの開発
◎三谷哲心・高井昌彰(北大)
スマートフォンなどの携帯端末の機能向上に伴って,GPSアートの創作活動が注目されている.GPSアートとは,携帯端末のGPSログ機能を利用して,自身が実際の道路に沿って地上を移動した軌跡を地図上に可視化し,それによって線画を描く作品である.しかし実際にGPSアートを制作する場合,総歩行距離などを考慮した上で適切な経路を地図上から見つけ出す必要があり,創作活動の敷居を高くしている.
そこで本研究では,描画したい画像と道路地図情報,そして総歩行距離などの制約条件を入力として与え,描画したい画像に関して最適な実際の歩行経路を出力する,GPSアートのための最適歩行経路探索システムを開発する.