抄録
K-044
RFIDを用いた電波強度による異常行動認識システムの提案
◎安藤 勇・沼尾雅之(電通大)
狭小空間などに設置されている物理的手段を用いた異常伝達は、自発的な行動が行える場合のみ有効である。そこで、物理的手段を伴わない場合でも異常行動を認識できるシステムの導入により、様々な状況に対応した異常検知を行うことができると考えた。本研究では、更にプライバシーに考慮した最適な異常行動認識ステムを提案するために、RFIDシステムを用いて人の行動認識をする実験を行った。体に貼り付けたRFIDタグをアンテナからの電波で読み取り,取得したデータに対しRandom Forestを用いてデータマイニングを行った.その結果,実験空間内での被験者の状態認識率は「立つ」で95%,「座る」で89%,「仰向け」で84%,「うつ伏せ」で91%となった.